中学1年

子ども自身がやりたいことに改善への鍵がある。

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感覚統合訓練など色々やっていましたが、本当に改善の近道になるのは「子ども自身がやりたいと思っていること」なのだそうです。この大切なことをお世話になっている作業療法士さん、民間の療育をされている方から教えていただきました。

病院もいろんなところで、いろんな先生の意見を聞きましたし、本もそれなりにたくさん読みました。
感覚統合訓練や、発達障害児向けの体を動かす教室なども色々行きましたが、大人が組んだプログラムを順を追ってさせるところ、自由に体を動かせる中で発達を促すところなど、本当に色々な御方針でご指導してくださる先生がいましたが、たどり着くところはここ、である感じがしました。

「その子がやりたいと思っていることが、今その子が必要としていることである」

最初、この意見を教えてくださったのは、民間で療育をされていたH先生です。
その頃は問題だらけで、クラスメートとのトラブルもとても多かった時期です。

「こんな動作ができるようになって欲しいなと思うのですが」

と私は伝えていました。

「それができるようになるためには、まずはそのステージに上がる前の段階で、身体がやりたいと思う動作をひたすらやらせて、肝心なのはやりきってしまうまでやらせてあげることです。そこまでやったら、次のステージに自分から上がろうとするんです。全ての答えは息子さん自身が知っているんです。」

その頃は私も息子のトラブルにひたすら右往左往していた頃で、疲弊していたので、遠回りな印象がしたものですが、今ではハッキリとそれが一番の近道なのだとわかります。



息子が今年の3月末を最後に終了する予定になっているOTの作業療法士さんの意見も全く同じものでした。(何度か書いていますが、この先生は本当にマジシャンのような方です)

本人がやりたいと思っているところに照準を合わせれば、おのずと努力もするようになる。苦手としているものさえも乗り越えてしまうことがある、ということに通じているように思います。

そう思うと、今息子がやりたいと思っていることは何なのかな、と考えてみました。何も制限もなくて、一日中好きなことをしていたらいいよ、と言えば迷わずマインクラフトで建築ばかりしていることでしょう^^;;;
昔からレゴ大好き、ロボット大好きな子だったので(ただし、プログラミングなどの内部構造よりも見た目を作る方が好きな子です)ものづくりは基本的に大好きなのです。

ゲームは時間制限の中でやらせているので致し方ありませんが、それ以外で息子が今望んでいることというのは「学校で良い成績をとって、周りの子をビックリさせること。そしてカッコイイと思われたいこと!」らしいです^^;;;

同期はやや不純な気がしないでもありませんが(笑)それで勉強をするモチベーションになっているのであれば、今はそれでもいいのかな、とも思います。
思えば中学生らしい可愛いモチベーションなのかもしれません。

もちろん、上には上がいくらでもいるわけですから、息子の理解力を考えたら限界もあるだろうなとは思います。
でも、本当に夢中になれるのであれば、苦手としているところさえ、頑張って克服していくかもしれません。
私ができることは、苦手を無理やり克服させようと働きかけることではなくて、きっかけを与えてあげたり励ましたりサポートしてあげるだけ、のような気がします。
結局は、息子自身の人生なのだから、私の思うように成長させようなんて、おこがましいことなのだと思うからです。

息子のやりたいことや気持ちを尊重してあげること。
それから、毎日頑張っている息子に美味しいゴハンを食べさせてあげて、前向きな言葉をかけてニコニコ励ましてあげることくらいしかできないのかもしれないですね。

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ABOUT ME
りりん@マナハム管理人
高校生の息子を育てる母。勉強方法や子供の接し方研究中。 息子(最低評価で万歳の通知表→偏差値60程度の進学校に合格)子供のADHDに困り果てた小学生時代を経て、中学校からようやく子育てが楽しめるように。 Webのお仕事20年程度。