ADHDの対応

暴言・暴力が大変だった頃

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息子は今でこそすっかり落ち着いて平和な毎日ですが、小学校時代はトラブルの元でした。先生から電話があったり暴言・暴力なんかも何かと起こすばかりで、私なんかは一気にその時期に白髪が増えたくらいでした^^;;;

小学校の頃だけではなく、今でも息子はADHDが強い出ているタイプだと思っています。
とにかく、じっとして落ち着いて人の話を聞くことができない。
低学年の頃は、授業中は他ごとをして遊んでる(授業中は、算数セットを出して遊んでいたそうです・・・)
離席などはなかったので通常級にいましたが、お隣の席の子には迷惑をかけていたのでは・・と想像されます。。



被害に合うこともあったし、暴言や暴力をしてしまうこともあったし、本当に気の休まる日がなかった小学生の日々でした。
息子は比較的なんでも私によく話してくれるので、「ママ、今日は実はこんなことがあって・・・」と話し出したとたんに、またか〜〜〜とどよーんと暗くなってしまっていました。

友達と遊んでいる風景を見ても、とにかく我慢ができない。
一人だけ動物が混じってるの?と思えるくらい情けない気持ちになっていました。

6年生から薬物療法が始まって、担任の先生がおおらかでいい先生になったこともあり、徐々に問題行動が減っていった記憶があります。

大変だった頃、私はいつも「この子には100万回同じことを言い続ける必要がある」と常に思うようにしていました。
100回とかではなく100万回です^^;;;
そう思っていると、数回同じことを言うくらいでは、こっちもへこたれないので不思議です。

学校の先生、習い事の先生などにも「普通の子には1回言えばわかることが、この子には通用しません。100万回くらい言う覚悟が必要な子です。面倒な子で本当にすみません。」と最初に必ずお伝えするようにしていました。

先生は「まあまあお母さん、大げさな」と言われることが多いですが、そこは冗談抜きでそうなのです、とお伝えするようにしていました。
そのくらい思っていただいていてちょうど良いくらいなんだなと思っています。

あとは、以下を毎日毎日心がけること。

・短い言葉で伝える
・2つか3つくらい、毎日家を出る時に約束する
 「叩かない」など
・この約束を守れた日にはポイントを貯めたり、ご褒美を与える

これをひたすら繰り返していました。

ちなみにポイント帳は今でも活用してて、何か小さな努力を要するものを定着させるためには大変有効でした^^

そんな日々を送りつつ、6年生になった頃くらいから、徐々に問題行動が減っていきました。もちろん、薬物療法の効果もかなり大きかったと思います。
でも、薬を飲まない日も比較的穏やかになっていっている印象でした。

また、6年生の時の担任の先生のおかげもあると思っています。
小さなことで怒ったり乱暴したりすることのある息子に、「うん、気持ちはわかるよ。でも、それは怒るほどのことじゃないんじゃない?」と根気よく伝えてくれていたようです。本当にありがたかったです。

いつのまにか息子は、多少の出来事があって、わたしなら腹たつなあと思えるような場合、「それはひどいよね?怒りたい気持ちにならないの?」と聞くと「別に、そのくらい何でもないし」と言うようになっていきました。
そのあとも、その出来事の話しに触れることなく、普通に日常を過ごしているので、怒るという気持ちがないのは確かなようです。

今では、本当〜に正当な理由がある時以外は、ほとんど怒らなくなりました。
人ってこんなに変わったりするものなのかなあと時々昔を思い出しては不思議に思うことがあります。

沢山の人に支えていただいて今があるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです^^

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ABOUT ME
りりん@マナハム管理人
高校生の息子を育てる母。勉強方法や子供の接し方研究中。 息子(最低評価で万歳の通知表→偏差値60程度の進学校に合格)子供のADHDに困り果てた小学生時代を経て、中学校からようやく子育てが楽しめるように。 Webのお仕事20年程度。