仕事をして色々な人と話していると、「あれ?この人発達障害かな?」と思えるような人はたくさんいます。
お勉強がいくらよくできても、社会性やコミュニケーション能力に欠如していると生きていくのが難しくなるのかなあと感じる出来事がありました。
社会で生きていくということ
主人を経由して知り合ったある発達障害の男性の方。
会社で一緒に仕事をすることになったらしいですが、色々と大変すぎる!とのこと。
「何が大変なの?」
「頼んでおいた仕事がいつまでたっても仕上がってこない。そのことを指摘したら逆ギレして、ブチ切れてわめいて騒ぎまくっていた。周りはもうドン引きだよ。お前なんて何も知らないくせに、とか逆にキレられて、びっくりした。」
ということがありました。
本人も発達障害があることを主人に話している自覚のある方なのですが、どうやら、「自分に興味のあること」しかできないタイプ。
興味のない仕事にはどうにも手が動かないようです。
そしてこの方、かなりプライドが高いようで、こういうことを繰り返して、仕事のチャンスを潰しながら生きてきている、ということが話を聞いているうちにわかってきました。
思い通りにならない時は許せない。自分に何か言う人は許せない。
こういうのって発達障害が原因なのかな〜
プライドの高さって、どちらかというと、育ちや性格的な要素が強いのかもしれませんが。。。自分しか見えていない、周りのことを考えられない、というのは彼の若さもあるかもしれませんが、結構大きな欠点になり得ると思いました。
彼の場合は、頭はとてもキレる方で賢いです。
普通では思いつかないようなアイディアを生み出したり、発想力は本当にあります。ただ、本人のスピードで物事を考えるので、周りはあまりついていけてない様子でもあるようです。
また、努力を持続して日々コツコツと・・・ということはできないようです。
私だって仕事をやりたくない日はもちろんあるわけです^^;
でも、手を動かしているうちに、自然とノッてくるのも知っているので自分をだましだまし作業しているうちに面白くなってくる。
そうやって自分とうまく付き合って仕事を形にすることだってあります(笑)
最終的に「形」にして仕上げることが何よりも大切だから。
主治医が言っていた言葉「嫌われない子なら生きていける」
息子をみてくれている主治医が言っていたことばですが、「嫌われない子であれば、なんとか生きていけるんだよ」というものです。
これは、単純なようで真髄をついてるな、とも思えます。
自分のプライド、周りを攻撃する、そのような性格だとやはり人は離れていってしまいますよね。
彼はとても良い頭脳を持っているのに、本当に損をしているなあと思います。
逆に、色々な仕事上の処理が遅かったり不器用だったりする子がいたとしても、いつもニコニコ、素直な子だったら、助けてあげよう、と思うかもしれません。
以前に私が勤めていた会社に、おそらく発達障害だろうなあと今ならば思えるような子がいました。
仕事が遅くて、やり取りも不器用。忙しい現場では正直お荷物、みたいなところもあった子でしたが。。。
ニコニコと挨拶を欠かさない子で、不思議とみんなには好かれていました。
その子に仕事を任せる時も積極的にサポートしたり、配慮したりなども自然と行える空気だったのです。
これって、「嫌われないことが大切」なのを意味しているのかなと思えます。
とにかくニコニコ挨拶、周りへの感謝や配慮ができること。
そういうのができる子って、自然と周りも認めていく、みたいな空気もあると思います。
発達障害の子が生きていくのに大切なことって、訓練や勉強はもちろんだけど、こういう側面もあるなあと感じます。
大切なのは周りへ感謝する気持ち
周りへは怒りではなく、感謝を持つようにしたいですよね^^
息子も学校が始まって、早速色々な学校での話をしてくれますが、幸いにも素直な性格であるので、今のところは色々な状況においても「ただしい考え方」を教えやすいです。
そのうち反抗期がもっと盛んになってくると難しいのかもしれませんが、この「周りに感謝する気持ち」だけは何がなんでも徹底して覚えておいて欲しいな、と思います。
それがやっぱり、生きていく力の源になるし、周りから理解が得やすい環境の第一歩だとも思えるからです。
お勉強お勉強!と何やら頑張っている毎日だけど、周りの子や状況にも感謝を忘れずに^^ 毎日がんばれ〜
勉強も大切だけれど、何より大切なのは生きていく力。
15歳までに始めたいこちらのライフスキルトレーニング。おすすめです!^^
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