ADHDの対応

勉強が大変だった頃にやっていたこと

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今でこそ理解力も上がって、ほとんど問題なく勉学に励めるようになっていますが、小学校時代は単元ごとに理解させるのにも一苦労でした。その頃やっていたことを振り返ってみたいと思います。

一年生の頃はひとけたの計算、繰り上がりや繰り下がりなども一度ではなかなか覚えられず、ひたすら計算カードを繰り返したり、年長さんから始めていた公文式のプリントを解いたりなどしていました。

本当に、算数の単元ごとにつまづいている形で、「こんなこともできないなんて」と絶望的な気持ちで毎日必死で教えていたのを記憶しています><
あの頃は本当に大変だった。。。

計算の場合、ただの数字だけだと数字の「量」が頭に入りにくいんですよね。
そこで結局たどり着いたのが、水道方式の算数でした。

例えば、8であれば、5という一つの塊と、3つがある、という「形」として認識させる部分と、数の式の部分をリンクさせる形で、大きめの単語カードにオリジナルの計算カードを作っていました。

例えば、表には数の式は書かず、正方形のタイルで式を書き(□□□+□、のような感じで)、裏側に数字の式を書きます。表側のタイルを見ながら、式を言わせる寸法です^^
そんなものをかなり沢山作って繰り返しながら、数の「量」の概念を一緒に学んでいました。手作りで正方形のタイルを沢山作り、何度も何度も手で操作していました。
本当〜〜に懐かしいです^^

そのうち、式と数がリンクしはじめ、公文式のプリントもどんどん解けるようになり。
公文式は5年生くらいで辞めてしまいましたが、その時身につけた計算力は、中学に入ってから本当に重宝するようになりました^^
色々賛否両論もあると聞く公文式ですが、私はやっててよかったなと思います。
中学2年生のところまで進めていたので、おかげで方程式なども計算では全然苦労せず、計算練習はほとんどすることもなく、その他のことに勉強時間を割くことができたからです。

算数以外でも、「わからない」が出てきたときには、とにかく細分化してスモールステップで

例えば、文章題がわからなかった時。息子の場合は、文章から絵にイメージするところができていなかったんですよね。
なので、簡単な計算からでいいので、文章から絵にするところをかなりやり込みました。場合によっては具体物を使ったり。

本当に、なかなか進歩が見られなかったので、こちらの忍耐が折れそうになることもあるのですが、この取り組みを粘り強く続けるうちに、自然と文章題が解けるようになっていきました。

中学の文章題になると、長いものが多く内容も複雑になります。
なので、今でも心がけることは一緒。細分化してスモールステップです。

まずは文章をさらにさらに細分化して1行ずつ絵にするところからです。1行が厳しければ1文節でもいいので、絵にします。
その条件を理解した上で次の文節に移り、これも絵にしていきます。

最近はそんなこんなしていると、最後まで絵を書かなくても「わかった!」と答えに導かれることも多いようです^^
短い文章題であれば、そもそも絵を書かなくても分かる様子。
息子の、この数学の答えが見つかった時の嬉しそうな表情はとても好きです。
本当に、他の科目より数学が好きなんだなあ〜というのがよくわかります。

今こうやって思い返してみたら、本当に地道でコツコツした取り組みを繰り返した結果で今があるのかなと思います。
今でも課題は盛りだくさんだし、やるべきことも沢山だけれど、勉強はとっても良い脳のトレーニングになると思います。

数年前と今でもこれだけ違うのですから、数年後はどうなっているのかな?
あまり大きく期待はしすぎず、でも少しだけ楽しみに毎日を過ごしていきたいなと思います^^

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ABOUT ME
りりん@マナハム管理人
高校生の息子を育てる母。勉強方法や子供の接し方研究中。 息子(最低評価で万歳の通知表→偏差値60程度の進学校に合格)子供のADHDに困り果てた小学生時代を経て、中学校からようやく子育てが楽しめるように。 Webのお仕事20年程度。