社会人として仕事をする上で大切なことの一つに、自分一人でできない時に、「できない」と相談や報告ができるかどうか、ということがあると思います。当たり前のことだけど、「報告・連絡・相談」がちゃんとできるかどうか。
息子よりひとつ上のお子さんをお持ちの発達ママとランチしてきました^^
T君は、息子と同じようにADHDを持っていますが、アスペルガーの気質も持っています。
しかし!息子と違うところは、超有名な中高一貫校に合格して通っているという秀才君であるという点です^^;
学習の苦手分野をえっちらおっちらやってる息子とはそもそも格が全然違うわけですが、それ以外の点では彼も色々困り感があったりして、息子と気が合う貴重な男の子です。
ママ同士の悩みも近くて、先輩ママでもあるので、色々と相談することもしばしばです^^
健常のママとは話のレベルがそもそも違うので、やっぱり発達ママと話をするとホッとしますね。
社会に出てから必要とされることは勉強ではない
そのお母さんも私も自営業なものですから、色々な仕事のシーンに遭遇するわけですが、仕事において大切なのは、何よりも「報告・連絡・相談」がきちんとできる人かどうか、ということだよね、という話で盛り上がりました。
全てを自分でこなすことができるようなスーパーマンになる必要はないんです。
私は仕事を発注する側になることも多いのですが、思い返してみたら、そのようなスーパーマンに仕事を頼みたい、とは思わないんですよね。
それよりもむしろ、
・できないことはできないと言ってくれる人
・納期に無理がありそうであれば、無理やり仕上げるのではなく間に合いそうにないと相談してくれる人
・話が通じる人
の方が重要なわけです。
スキルが高いから、といって仕事を発注するのではなくて、上記のような条件が揃っている人であれば仕事を頼みやすい、と思うのが本音です^^;;;
最後の「話が通じる人」というのは、特にプログラマーに仕事を依頼する時に感じることです。(この場合、内部社員ではなくて外部に発注する場合のお話です。)
たとえば融通がきかない、四角四面で物事を捉えてしまって、決まった手順がないと動けないなど柔軟さに欠けるなど。。。
ひとくくりで言ってしまえば、「社会性」ということになるんだと思いますが、この「話が通じない」人にはやはり発注しにくいのです。
話が通じない人で120%のクオリティを仕上げてくれる人がいたとしても、話が通じる人で80%のクオリティで仕上げてくれる人がいれば、私は後者の方に仕事をお願いしますし、多くの方がそうだろうなと思います。
やはり、段取りが大変になりますし、仕事である以上「手間がかかる相手」だとコストであるという見方をする人も沢山いるからです。
息子はまだまだ社会性に心配な部分があって、このような土俵に立つこと自体ができるのかどうか、心配になったりもします。
でも、この「できない時にきちんと相談できること」というのは、ぜひ身につけておいて欲しいなと思うのです。
中学校では、連絡事項を自分で管理しなくてはなりません。
質問があれば先生に自分で聞きに行くことも必要です。
まだまだハードルの低い社会性の訓練ではありますが、少しずつ経験することで身につけていって欲しいなと思うのでした^^
まるで大きくなった息子が書いたのか?と思えるような本。
発達障害をお持ちの方の世の渡り方、これ以上に良い本はまだ巡り合っていません。
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