以前に比べて、本当に勉強がやりやすくなった息子です。
今日は理科の課題ワークを済ませるつもりで、黙々と問題に取り組んでいます。
それほど時間をかけすぎるわけでもなく、かといって早くやりすぎることもなく。
小学校の頃に比べて、本当に成長したなあと感じます。
中学校の宿題は膨大な量です^^;
息子の通う学校は、公立中学の中でも比較的偏差値が高めな中学ということで、たくさんの課題が出ています。
今日は理科の課題をがんばっていました。
黙々と解いているな〜〜と思っていると・・・
「よし、全部終わった!」
とのこと。
もちろん間違い直しなどは残っているでしょうが、それほど時間もかからずに5教科のうち3教科は終わらせてしまいました。
薬物療法の効果もありますし、精神的な成長もあるでしょうが、どんなところが昔と変わってきたか、ちょっと思い出してみたいと思います。
小学校の頃は、それが悩みの中心で本当に大変だったけれど、今思うと懐かしいです。
当時は成長してできるようになる、なんて考えられませんでしたが、発達障害を持っていても、できるようになることはどんどん増えるんだな、と改めて思いました。
一人でワークが全てできるようになっている
まずは、これが大きいです。
小学校の頃は、6年生の薬物治療をしていた時期であっても、ほぼほぼ付きっ切りで勉強に付き合っていました。
わからない問題は横で図を書いて手取り足取り教えて・・・類題を何問も解いて解いて、ようやく自分一人で解けるようになる。
それをひたすら繰り返していました。
算数でそんな状態だったので、理科社会なんて今の時期はどうでもいいと思っていたので、横で答えを読み上げて書かせていたような覚えがあります(笑)
苦手な国語にいたっては、壊滅状態。読解問題なんてはなからやる気なし。
そんな状態だったので、それを思えば、本当に成長したなあと思います。
慌てん坊の要素が減り、考えるようになってきた
息子は相当なせっかちで、「とにかくピンときたら答えをすぐに書く!」でケアレスミスを多大にしてしまっていたような子です。
算数の計算ミスなんて日常茶飯事。毎日受験用の計算問題をしていたけれども、10問中7〜8問正解がいいところ。10問正解なんてめったにありませんでした。
口でいうのは簡単だけれど、「落ち着いてゆっくり解く」ということそのものが、ADHDの子には苦手なんじゃないかなと思います。
ケアレスミス対策も本当にたくさんやりました。。。(これについては長くなるので、また別の記事にします)
今は、昔に比べて「考える」という姿勢がよく見られるようになってきています^^ この子には「考える」ということができないんじゃないか・・そんな心配で神経をすり減らしていた時期もあったので、嬉しい驚きです。
応用問題ができるようになってきた
小学生の頃は、応用問題なんて、そもそも考えようともしませんでした。
問題用紙を見ても、真っ白。考えた形跡すら全くない。
それが家庭教師の先生に教えてもらうようになった時期のあたりから、少しずつ紙の端にメモをしたり「考える」様子が少しずつ見受けられるようになってきました。
今では、難しい応用問題でも、最初から諦めるのではなく、なんとかして答えを導き出そうとしている様子が伺えます。
これは薬物療法だけの効果ではないと思います。
コツコツとスモールステップで、「考える」学習に取り組んだことが大きいと思います。
家庭教師の先生がよくいうのですが、「続けていれば絶対にできるようになる」「その部分の脳のシワが増えてくるように、その部分を使い続けることで絶対にできるようになる」というお言葉を体現しているのだなと思います。
息子の「考える力」をつけるのに確実に役立ったのがこちらのシリーズ。
上級編は大人でも???となるような問題が多く含まれています。
一日一問、少しずつ。頭をひねって考え続けた甲斐がありました。