息子は現在複数の塾に通って過ごしています。
私が仕事を持っていて、一人で全て教えるのが難しいという点と、様々なメリットを考慮して行かせています。
本当はもう少し少なければ家計的にも助かりますが、、
今の息子には必要だと思うので、しばらくは継続すると思います。
ADHDの子には基本的に個別指導が向いている
これはもう、間違いないと思います。
ADHDの子に基本的に向いているのは個別指導です。
これは特性からも明らかで、本来集中するべきことよりも、他の何かに気を取られやすい、気が散りやすい性格であるので、人数ができるだけ少ない場で指導を受けた方が、定着しやすいです。
ただ、薬物治療(主にコンサータによる治療)を受けている状態だと、一点集中する力が働きやすくなるので、その限りではないと思います。
息子も薬物治療をしていますが、効いている間は、「周りの音がいつもほど気にならない」と言います。
ただ、個別指導といえども環境が大事です。
理想は、テキストと先生以外、他のものが目に入らない状態で勉強をしてもらえるような場所です。
個別指導といっても、他の子が周りにたくさんいたり、いろんなものが目に入る環境の場合は、集中しにくくなるので、その教室の雰囲気をチェックしておくことが大切です。
体験授業などで、勉強している環境を見せてもらえると一番いいですね^^
個別指導は向いていますが、息子は失敗もしています。
いわゆる個別指導ではありますが、横の席と区切ってくれる壁はあるものの、前側に壁がなく、他の勉強している子みんなが目に入ってしまうのです。
そういう環境だと、集中力が少し現象してしまうようでした。
目に入るもの、聞こえるものをできるだけ削ぎ落とす
塾の環境でも、家での勉強環境でも、できるだけ集中しやすい環境を作ってあげるのが大切です。薬物治療をしている、していないに関わらず、そのようにしてあげた方がADHDの子の場合は勉強に集中しやすくなります。
この本は、発達障害当事者の方が書かれた本ですが、こちらに印象的なことが書かれていました。
大人のADHDの方が集中して仕事をしなくてはならない環境を作る必要があるときのことです。
(1)右手を机の端におきます
(2)机の上のものを全て右手でスライドさせてものを全て落とします
(3)何も見えなくなったその環境で仕事をします
というものです(笑)
思わず読みながら笑ってしまいましたが、これ、ADHDの子の集中する環境においてとても大事なことを示唆していると思うんですよね。
とにかく、視界から必要最低限以外のものをなくしてしまうこと。
私も覚えがありますが、ごちゃごちゃした机の上よりも、何もない机の上で仕事をした方が、ずっと仕事がはかどります。
クリーンでスッキリした環境だと、やるべきことにも集中しやすくなるのですね。
それでも定型発達の方であれば、なんとか視界から「もともとないものとして」物体を遮断することができるのですが、ADHDの子はそうはいかず、見えているものが全て気になってしまう。
だから、色々なものを省いた、スッキリとした環境で勉強させてあげた方が効果が高くなります。
学びに行く塾でも、基本的に空間がスッキリしていてあまり視界にものが入らないような環境を選んであげると、効果が倍増すると思います。
本人が行きたがるかどうか、が先生との相性
塾選びで大切なのは、先生との相性ですよね。
ADHDの子の場合は、普通の子とは指導方法が違うので、なおさら先生が理解のある方かどうか、が大切になってきます。
息子の場合は、お世話になる際に特性のことをもちろんお話しますが、
・細かい先生
・厳しそうな先生
・口頭ばかりで説明する先生
は合わないです。。
ADHDの子の対応方法にそれほど詳しくなくても、
・おおらかな先生
・褒めるのが上手な先生
・図などを書いて目で見てわかるように指導してくれる先生
が合っています。
あとは、本人がその塾に行きたいと言うかどうかです。
塾の授業があったあとに、次の塾の日を楽しみにするようになるかどうか、がポイントの一つかなと思います。
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