中学1年

親が勉強を見ていると、自分で何もできない子になる?引き上げてあげることの大切さ。

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「親が勉強を見ていると、自分で何もできない子になる!」という世間の意見はよく目にします。私もその意見は概ね間違っていないと思っています。ただ、自分から進んで勉強をする子になるためには、その前段階のステップがあるように思います。

よく目にする意見としては、

「親が勉強を見てあげて何もかもやってあげていると、自分で何もできない子になりますよ。それより自分で考えさせて、自分で自分の弱点を把握して、自分なりの勉強の仕方を見つけていくことが大切です。」

というものです。
思いっきり息子の勉強をサポートしている私ですが、この意見は間違っていないと思っています。
それどころか、これが「最終的な」理想形である、と思っています。息子がいつかこのステージに上がってくれること、それが目標だったりします^^

ただ、これは前提として、成績もよく勉強がある程度自分一人でできる子の話だ、と思います。
成績がある程度高く自分一人でやるだけの力を持っているから、「弱点が把握できる」し、「勉強の仕方」を試行錯誤することができるのだと思うのです。

成績が下位の方にいる子だったら、弱点なんていっても全てが弱点で、何からどう手をつけていいか分からない状態なんじゃないか、と思うのです。
その状態で、自分で考えて弱点を把握して、自分なりの方法を見つけて・・・って難しいんじゃないかな〜〜というのが率直な感想です。



成果がでて、初めてモチベーションが上がってくる

家庭教師の先生と話しててアドバイスとしていただくのは、以下のようなことです。

「ある程度の結果が出て初めて、やる気というものは生まれてきます。なので、まずは1教科でもいいから良い点を一度取らせてあげることです。」

自分に置き換えてみて考えるとわかるのですが、例えば職場でずーっと低空飛行の営業成績が続いている状態で、やる気を出すなんて、私だったらなかなかできません。
ひたすら落ち込んで、その職場は辞めることになると思います(汗)
だって、その仕事のやり方を何も知らない状態で、試行錯誤なんてできないですよ。全てが全然分からないわけですから^^;;

それよりは、最初のうちはデキる先輩にくっついて真似させてもらって、正しい仕事のやり方を覚える。その通りにやってみると成績がよくなる。その上で、さらに試行錯誤して、もっと営業成績をあげてみようかなあ、と思うようになったりするのではないかなと思います。

勉強も同じで、ある程度の波に乗せてあげるまでは、私は手助けをしてあげて良いのだと思っています。(むしろ息子には手助けが必須だったりするのですが)
最初は親の力を借りてでも、成功体験をまずは積ませてあげることで、「もしかしたら自分にもできるかもしれない」と思うようになる。
その成果が続くことで「自分はいい点をこのままずっと取り続けたい」という気持ちに繋がる可能性がでてくる。
そこで初めて、弱点を分析したり良い方法はないか考えたりするようになってくるのではないか、と思います。
ただ、息子の場合はこのステージに立てることは、まだまだずっと先だろうなあとは思っています^^;

中三になったら、宿題の量、学校の課題も加速気味になって、課題の提出だけに追われて自分の勉強がほとんどできないようになる、と聞きました。
なので、1、2年の復習は該当学年のうちにしっかりと消化しておく必要があるのだとか。
なので、今は苦手分野の穴埋めをしてあげて、無事に2年生の学習に繋げてあげるように促して上げることが私の仕事かなと思っています。

もちろん、そういう親のお膳立てがなしに自分で考えて試行錯誤できる子になれば言うことなし、楽でいいんですけどね。
そんな子ではないので、もうこれは仕方ないです。開き直るしかないです^^;

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ABOUT ME
りりん@マナハム管理人
高校生の息子を育てる母。勉強方法や子供の接し方研究中。 息子(最低評価で万歳の通知表→偏差値60程度の進学校に合格)子供のADHDに困り果てた小学生時代を経て、中学校からようやく子育てが楽しめるように。 Webのお仕事20年程度。