中学1年

頭の回転が早すぎるという障害

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息子を見ていると、脳の中はどうなっているの?というくらいに高速回転していることがよくわかることがあります。普通、頭の回転が早い、と言うと「頭がいいんじゃないの?」なんて思われたりしますが、そうではありません。

息子の早とちりや、問題文の見落としなどはこの「頭の回転が早すぎる」というところから来ているように思います。
主治医によると、ADHDの子は頭が高速回転してしまっている子がすごく多い、とのことです。

家庭教師の先生ともよく話しますが、ひとつの問題をといている時に、もう次の問題を見て解いている、というような脳の回転をしているそうです。

「ちょっとまった、ストップストップ。もう少しスピードを落として解いてみて」

という言葉がかけられる光景はよく見ています。

ここが、以前から私が思っている「落ち着いて解くことができない」という部分の核の部分でもあるように思います。



同じADHDを持っているもう少し年上の男の子の話しによると、頭の中で常にジェットコースターが回っているかのように考えが高速回転している、と言います。
彼の場合は、薬物治療を組み合わせることによって、その回転速度が落ちるように工夫して生活しているようです。

主治医と相談して、息子も体が大きくなってきたこともあるし、この高速回転し先走ってしまう面を少しでも解消するために、現在の薬物治療の薬の割合を少し変更することになりました。

色々な組み合わせが考えられるようで、うまくいくかどうかは、やってみないとわからない面もあります。
様子を見ながら合うものを見つけるために進めていくことになりそうです。

薬物治療が良いのかどうか、という議論は絶えることがないですし、薬を飲まない方からすると薬なんて考えられない、などと言われる場合もありますが、本人に必要とされる状態で、治療によって少しでも楽になるのであれば、やってみる価値はあると思っています。

少なくとも息子の場合は、ざるで汲む水、のような状態だった学習が、しっかりと定着するようにはなりましたし、生活やコミュニケーションの面でも向上が確かに見られるようになってきました。
多分、気が散りすぎて勉強や社会性において学ぶことも、全て取りこぼしてきていたんだろうなと思います。

本当に、息子はよく頑張っているなと思います。

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ABOUT ME
りりん@マナハム管理人
高校生の息子を育てる母。勉強方法や子供の接し方研究中。 息子(最低評価で万歳の通知表→偏差値60程度の進学校に合格)子供のADHDに困り果てた小学生時代を経て、中学校からようやく子育てが楽しめるように。 Webのお仕事20年程度。